レアル・ソシエダードをリーグ戦3試合ぶりの勝利に導いた日本代表MF久保建英(21)に対し、地元紙がチーム最高点をつけた。

Rソシエダードは13日、スペインリーグ第21節でエスパニョールとアウェーで対戦。久保はリーグ戦3試合連続の先発出場を果たし、前節バリャドリード戦に続き4-3-3の右ウイングでプレーした。

序盤から積極的にゴールを狙って前半23分に左足の完璧なボレーで先制点を奪い、後半18分に右サイドからのクロスボールでカブレラのオウンゴールを誘発。2試合続けてチーム最多のシュートを打ち、リーグ戦3試合連続のフル出場で3-2の勝利に大きく貢献した。

チームがリーグ戦3試合ぶりの勝利を挙げた中、2点に絡む活躍を見せて2節続けてMVPに選出された久保に対し、スペイン各紙は軒並み最高点をつけた。

クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコは、攻守に渡る素晴らしいパフォーマンスを称賛。最高の5点をつけた。

「手がつけられない状態だった。その1対1に臨む能力はチームメートに優位な状況を生み出した。強烈なシュートで先制点を記録し、どこを守ればいいのか分からなくなるほどオリバンを尻込みさせ3点目を誘発した。さらに守備でも最高の走りを見せた」

またスペイン紙マルカ、アスも久保に最高の3点をつけている。

久保の今季のスペインリーグ成績は18試合(先発16試合)、1348分出場、4得点2アシスト。3位をキープするRソシエダードは、18日に行われる第22節で14位セルタをホームに迎える。(高橋智行通信員)