バルセロナのシャビ監督(43)が、敵地サポーターからの敵意むき出しのチャントについて「悲しくなった」と嘆いた。

ラフィーニャのゴールで勝利したこの試合の前半、ビルバオ・サポーターは「マフィア・ドル」という文字とバルセロナのエンブレムが書かれたニセの紙幣をピッチに投げ入れ、「(バルサは)2部降格だ」と大合唱した。

01~18年にかけて、バルセロナが審判委員会元副会長が所有する会社に総額700万ユーロの支払いを行っていたことが明らかになり、検察当局は10日にバルセロナを汚職容疑で告発した。ビルバオ・サポーターは、審判を買収していたとの疑いがかけられているバルセロナへの強い抗議の意味を込めてこれらの行動に出たとみられる。

シャビ監督は試合後の会見で「(敵地)サン・マメスのファンをリスペクトしている」と前置きした上で「しかし、バルサに対する敵対的な雰囲気には驚かされた。見ていて悲しかった。誰もが自由に自分の意見を言うことができるし、私はそれについて賛成でも反対でもすべての意見を尊重する。でも悲しくなった」と「2部降格チャント」を聞いた感想を話した。