レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(63)がクラシコ前日、「明日は攻撃的に戦う」と宣言した。

Rマドリードが19日、スペインリーグ第26節で首位バルセロナとアウェーで対戦する。勝ち点9差で2位につけるため、負ければ2季連続優勝の可能性がほぼ途絶える厳しい状況の中、アンチェロッティ監督が前日会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが同日に伝えている。

アンチェロッティ監督はまず今季4回目のクラシコに向け、「その瞬間を楽しみ、重要な試合で主役を演じなければいけない。もしベストのパフォーマンスを発揮できれば、攻守に渡り勝つことができる」と意気込みを語った。

前回の対戦で守備的だったバルセロナの戦い方については「明日、どんな試合になるのか予想するのは難しい。全ての試合に独自のストーリーがあるからね。前回の対戦でバルサはリードしたので全力で守っていた。明日は展開次第で違った試合になり得る」と見解を述べた。そしてクラシコに向けたゲームプランについて「我々は明日、攻撃的に戦うつもりだ」と明言した。

またアンチェロッティ監督は来季の去就について「それはクラブが評価することだが、私はこのクラブに一生いたいと思っている。それは不可能なことだがそうしたい。それはクラブが決めることであり、シーズン終了後に決定されるだろう。しかし私はここで続けたいし、そうなることを願っている。クラブがここで私を必要としてくれているので毎日を楽しんでいるよ。そして今後、もしクラブが3カ月必要としくれるなら、私はそれを楽しむことができるし、3年でも同じように楽しめる。ハッキリしているのは私が一生、クラブに感謝し続けるということだ」と続投への意思を強く示した。

タイトルを獲得できなくても続投するかという問いに対し、「何らかのタイトルを獲得できると確信しているのでその話は終わりだ」と返答していた。(高橋智行通信員)