【サン・セバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードのMF久保建英(21)がホームのレアル・マドリード戦で後半2分に先制点を決めた。2試合連続の今季8ゴール目。DFミリトンのバックパスがずれたのを見逃さず、GKクルトワの前を横切ったボールを蹴り込んだ。
「正直あまり覚えていないんですけど、結構ミリトン選手が前半からGKにバックパスを戻すシーンが多かったなという印象があったので、蹴り返した時のためにGKにプレスをしに行こうという考えであそこに陣取っていたら、たまたまセルロート選手のプレスのおかげで相手のパスがずれたので、あとはもう落ち着いて決めるだけでした」
今季の久保は攻守両面でたくましさを増している。自身のスペイン1部リーグでの日本選手シーズン最多得点記録をさらに更新したが、この日のゴールシーンのように、前線からの積極的な守備もゴール量産の理由の1つに挙げられる。
スペインリーグの公式データによると、タックル数はチーム4位の41回。同成功数は25回で、成功率は61%に達する。味方と連動しながら高い位置からプレスを仕掛け、相手ボールにしっかりアプローチ。そこからいい攻撃に転じている。さらに特筆すべきは「デュエル勝利数」の多さ。MFメリノの133回に次いでチーム2位の115回と、当たり負けしないフィジカルの強さも際立つ。
8得点はチーム2位となり、攻守両面で孤軍奮闘というようなデータが残るが、ゴール増の理由について本人は「単純にやっぱりチームメートの力に助けられているっていうのもありますし、自分としてもゴールへの意識が増してるのかなっていう、その2つだと思います」。これで得点した8試合でチームは全勝。自身初の2桁得点も狙える勢いだ。

