ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良=56)が国内復帰する場合の移籍先に、J3のYS横浜が浮上していることが28日、分かった。昨年も獲得の動きはあったが、カズが今年2月、自身5カ国目となるポルトガルでの海外再挑戦を決断していた。

ただ、オリベイレンセとは半年間の期限付き移籍のため、契約が切れる今夏にYS横浜が再びオファーを出す方針を固めたという。

一方、複数の関係者によると、オリベイレンセからもベテランとしての役割を高く評価されており、契約の延長を打診されている状況という。

この日は、最終節レイションイス戦に4-2とリードした後半19分から途中出場。今季3試合目のピッチに立ち、自身が記録したリーグ最年長出場記録を更新した。

過去2度の出場は終了間際で、今回はロスタイムも含めれば30分間の出場。終盤にはキャプテンマークも巻いてチームの4-3勝利に貢献し、新天地での最終節を白星で締めくくった。

カズは今月上旬、Jリーグ30周年に合わせて取材に応じた際、今後について「今は残り3試合に集中したい」と明言を避けてきた。リーグ戦を終えた今、争奪戦が始まろうとしている。