フランス1部パリ・サンジェルマンが、今季チームを率いたガルティエ監督の後任として、現在フリーのユリアン・ナーゲルスマン氏(35)と交渉を開始した。複数海外メディアが報じた。

パリSGのオーナーであるカタール・スポーツ・インベストメンツは、前スペイン代表監督のルイス・エンリケ氏や、クラブOBで現在セリエAボローニャを率いるチアゴ・モッタ監督らともすでに面談をしている。

だが関係者によると、パリSGはバイエルン・ミュンへンを退団したナーゲルスマン氏を最重要ターゲットにしており、このドイツ人監督は、元フランス代表FWのティエリ・アンリ氏をアシスタントコーチとして迎えることを熱望しているという。

パリSGはナーゲルスマン氏について、ガルティエ監督とマウリシオ・ポチェッティーノ前監督(来季からチェルシーを指揮)が成し遂げられなかった、強力な集団を構築できると考えている。また同氏を、才能ある若手を活用するための理想的な監督と見なしているもようだ。

現在のガルティエ監督はチームをリーグ優勝に導いたにもかかわらず、わずか1シーズンの指揮で解雇されると予想されている。ガルティエ監督には悲願の初欧州タイトルが期待されていたが、今季欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも16強で敗退という残念な結果に終わった。

ナーゲルスマン氏は今年3月にバイエルン・ミュンヘンを解雇された。その後、同氏はチェルシーやトットナムの指揮官候補として名前が挙がっていたが、話はうまくまとまらなかった。