トルコがアウェーでドイツに3-2で競り勝った。アウェーとはいえ、会場となったベルリンのオリンピア・シュタディオンには多くのトルコ・サポーターが集まった。ドイツ2部ヘルタの本拠地だが、トルコにルーツを持つ人が多い場所。ホームのような雰囲気をつくり、外国出身のトルコ代表3人がゴールを奪って逆転した。
幸先よく先制したのはドイツだった。前半5分、FWサネ(バイエルン・ミュンヘン)が右サイドから抜け出し、その折り返しをFWハーバーツ(アーセナル)が右足で決めた。その後はドイツが優位に試合を進めると思われたが、前半のうちに逆転される。
トルコは38分にオランダ生まれのDFフェンディ・カドゥオール(フェナルバフチェ)がロングパスに抜け出し、右足を振り抜いて同点。前半終了間際にはドイツ生まれのFWケナン・ユルデュス(ユベントス)が右足で豪快にゴール右上に蹴り込んで逆転した。
後半開始4分、自陣でボールを奪ったドイツがカウンターで追い付く。MFビルツ(レーバークーゼン)がドリブルで持ち上がり、最後はFWフュルクルク(ドルトムント)が右足でゴール左下を射抜いた。
だが、後半26分に先制点を決めたハーバーツが不慣れな左サイドバックでプレーしたこともあってか、ペナルティーエリア内で痛恨のハンド。獲得したPKをフランス生まれのトルコ代表FWユスフ・サル(アダナ・デミルスポル)が決めて勝ち越した。
一時同点となるゴールを決めたドイツのフュルクルクは試合後、「首都にアウェーゴールのようなものがあったと言わざるを得ない」と皮肉まじりに話した。
ドイツ生まれのトルコ代表DFカーン・アイハン(ガラタサライ)は「前半と後半ともに良いスタートが切れなかったが、私たちは素晴らしかったし、ファンの皆さんもこの勝利に貢献してくれたと思う。彼らは私たちにエネルギーを与えてくれた」とサポーターに感謝した。
両チームともに9月の国際親善試合で日本に4失点を喫して敗れ、その後に監督が交代。ドイツはナーゲルスマン監督の初黒星となり、トルコはイタリア人のモンテッラ監督就任後3連勝となった。

