MLSインテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(36)が6日、ヴィッセル神戸との親善試合(7日、東京・国立競技場)に向けて都内で記者会見に臨んだ。壇上に1人で現れ、国内外約300人ほどのメディアに元気な姿を披露した。

チームは米プロリーグMLSの開幕(日本時間2月22日)に向け、世界ツアーの真っただ中にある。ただ気になるのはメッシの状況だ。来日直前の4日、香港で同国リーグ選抜との試合には、ハムストリング(太もも裏)を痛めてベンチ入りこそしたがプレーはしなかった。

これには観戦したファンが不満を爆発させた。最低でも125ドル(約1万8500円)という高額チケット。試合中にメッシの出場を求めるチャントを繰り返していたファンたちは、欠場となった試合後にはブーイングを浴びせた。客寄せパンダの「パンダ」がいない興行とあって「金を返せ」という罵声まで飛び、香港政府までもが「失望している」と声明を出すほどだった。

こういう経緯もあって、会見では「明日は出場しますか、太ももの調子はいかがでしょうか? 香港でプレーしなくてがっかりさせたことについてどう思いますか?」という質問が向けられた。

メッシは「本当に運が悪かったと思います。サウジアラビアの1試合目で内転筋に違和感を覚えました。MRIを撮ったらケガではなかったが、その後も違和感があった」と説明した。

さらに「サッカーにこういうことは付き物です。香港ではプレーしたかっただけに残念で仕方ない。(香港では)次に何らかの機会を設けてプレーしたい」と償いたい思いも口にした。

そして神戸戦への出場については「今日の午後の練習でコンディションを確認したい。ここ数日でみれば、良くなっている感触はあります」と話すにとどめた。

22年ワールドカップ(W杯)カタール大会を制し、バロンドール受賞は8度を数える生ける伝説。そんな世界最高のスーパースターに配慮するように、質疑応答は15分ほどで打ち切られた。退場するメッシの足取りはどこか重たげ。出るのか、出ないのか、違った形で神戸戦は注目されることになった。