韓国(FIFAランキング23位)の64年ぶりアジア制覇はならなかった。
ヨルダン(同87位)に0-2で完敗。FW孫興民(31=トットナム)ら攻撃陣が枠内シュート0本に封じられ、本戦出場5度目のダークホースに歴史的な初の決勝進出を許した。4強で散ったユルゲン・クリンスマン監督(59)は辞任否定も、同国では解任論が沸騰している。決勝はイラン-カタールの勝者と10日(日本時間11日)に。07年以来17年ぶりの中東勢対決となった。
韓国の夢がついえた。同居した1次リーグで2-2だったヨルダンに、本領を示すどころか力負け。前半はGK趙賢祐の神セーブに救われたが、後半2被弾した。国旗をまとい、お祭り騒ぎで初決勝を喜ぶ相手を尻目に、孫興民は「国民に申し訳ない」と涙をこらえた。一方のクリンスマン監督は、敵将を笑顔で祝ったことを「空気を読め」と批判され「当然のこと」。次元の低い応酬に終始した。
自国開催の60年大会以来64年ぶり3度目の優勝を狙ったが、力尽きた。この日も孫やMF李康仁(パリSG)ら看板選手が先発。しかし目立ったのは、DF金■哉(Bミュンヘン)が出場停止で抜けた守備の穴と疲弊。敗軍の将が「ドラマを作ってきた」と話題を変えた通り、実に4試合連続の後半ロスタイム弾で「ゾンビチーム」と称される粘りが光ったが、準々決勝まで2戦連続で120分間を戦った代償は大きかった。枠内シュート0本の消耗ぶり。不死身ではなかった。
韓国メディアはドイツ出身の指揮官を「無能」と酷評。会見も、クリンスマン監督に進退を問う質問が集中した。「2年後の北中米W杯へ今大会の分析が急務」と辞任は否定したが、報道は「解任すべき」一色。くしくも、個の充実で「史上最強」と期待された日韓両国が去り、決勝は17年ぶりの中東勢対決となった。
※■は王へんに文

