【バルセロナ=高橋智行通信員】日本代表MF久保建英(24)の所属するレアル・ソシエダードは、敵地でバルセロナに1-2で逆転負けを喫した。久保は後半12分から途中出場するも得点に絡むことはできなかった。
フランシスコ監督は前節からスタメン5人を変更し、4-3-3で昨季王者との一戦に臨んだ。足首を痛めていた久保は3試合ぶりにベンチスタートとなった。
バルセロナはリーグ戦3連勝中と好調をキープし、首位レアル・マドリードに勝ち点2差の2位につけていた。ヤマルがベンチ入りした一方、テア・シュテーゲン、バルデ、フェルミン、ガビ、ラフィーニャ、ジョアン・ガルシアがけがで招集外。フリック監督は3日後に控えた欧州チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦を視野に入れ、大幅なローテーションを実施。前節オビエド戦から先発メンバーを7人入れ替え、4-2-3-1で戦った。
バルセロナが立ち上がりから圧倒的にボールをキープ。Rソシエダードは低い位置で構えてカウンターを狙い、9分に最初のチャンスを作るが、オヤルサバルのヘディングシュートは枠を捉えられなかった。
中盤のペドリを中心にボールをスピーディーに動かしたバルセロナは10分、CKを起点とした攻撃からラッシュフォードが最初の枠内シュートを打つも、相手GKレミーロにファインセーブされる。その後もアラウホやバルドグジがゴールを狙っていったが、ともにレミーロにキャッチされた。
バルセロナに9割近くボールを持たれ、防戦一方だったRソシエダードは前半31分に待望の先制点を手に入れる。好調のバレネチェアがペナルティーエリア内でクンデを抜き去りクロスを入れると、ゴール前に走り込んだオドリオソラがダイレクトで合わせ、待望の先制点をチームにもたらせた。
続く同39分、バルセロナDFクンデのクロスをRソシエダードDFスベルディアがクリアしたボールがゴールに飛び、あわやオウンゴールというピンチを迎えたが、レミーロがファインセーブで阻止。さらにその弾いたボールをペドリが枠に飛ばすも、スベルディアが身を挺して防ぎ、失点を許さなかった。
しかしその後もバルセロナの攻撃は続き、同42分にバルドグジのシュートがレミーロの好守に阻まれた後、同43分にバルセロナの新加入FWラッシュフォードのCKをクンデが頭で合わせ、前半のうちに1-1の同点にした。
後半も状況は変わらず、バルセロナがボールをキープし、Rソシエダードがカウンターを狙う展開で進んでいった。
Rソシエダードは劣勢の状況を変えるため、後半12分に久保を投入するが、バルセロナはその直後の同14分、途中出場したばかりのヤマルがペナルティーエリア内でセルヒオ・ゴメスを突破してクロスを入れ、レバンドフスキの強烈なヘディングシュートで逆転に成功する。
バルセロナはその後も攻撃の手を緩めず、同25分にラッシュフォードとダニ・オルモが立て続けにゴールを狙うが、またもやレミーロのファインセーブに阻まれた。
勝ち点を獲得するためにゴールが必要なRソシエダードは同39分、ブライス・メンデスのボールカットを起点に反撃し、オヤルサバルのマイナスのパスから久保がシュートを打つもクロスバー直撃。バルセロナはその直後にカウンターを仕掛けるが、レバンドフスキのシュートもクロスバーに阻まれた。
Rソシエダードはレミーロの数々のファインセーブに助けられながら粘り強く戦うも、最後まで同点ゴールを決められずに1-2の逆転負けを喫し、7試合で1勝2分け4敗の勝ち点5で降格圏一歩手前の17位に後退した。リーグ戦4連勝を飾ったバルセロナは、7試合6勝1分けで勝ち点を19に伸ばし、Rマドリードを抜いて首位に浮上した。

