かつて所属したイングランド・プレミアリーグのチェルシーに損害を与えたとし、国際サッカー連盟(FIFA)がルーマニア代表FWのムトゥに約1717万ユーロ(約23億3500万円)を同クラブに支払うことを命じた問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は31日、FIFAの決定を不服としていた同選手の訴えを退けた。

 2004年のドーピング検査でコカインに陽性反応を示し、チェルシーに解雇されたムトゥは、7カ月の出場停止処分を経て05年にセリエAのユベントスと契約。現在はセリエAのフィオレンティーナでプレーしている。

 [2009年7月31日23時0分]ソーシャルブックマーク