エースは俺だ。日本代表FW小川航基(28=NECナイメヘン)がW杯前の壮行試合となったアイスランド戦で最終盤に決勝点を決めた。後半開始からピッチに立つと、同42分、右クロスに頭で合わせてネットを揺らし、1-0勝利に貢献。代表ではFW上田が絶対的な存在だが、自身は15戦11得点の高い決定力を示し、W杯北中米大会に向けてアピールに成功した。
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エースに名乗りを上げる一撃を奪った。後半42分、右サイドでDF菅原がボールを持つ前から、相手DFと駆け引きを開始。キックフェイントに合わせて何度も動き直し、鋭いクロスに倒れ込みながらヘッドで合わせて枠内へ。ゴール裏のサポーターに向かってジャンピングガッツポーズを決めてさけんだ。「ストロングポイントなので、証明できて良かった」と言い放った。
真骨頂だった。ゴール前での駆け引きに優れ、ワンチャンスでゴールを陥れる。これで代表通算15戦11得点。高い決定率を誇る。「得点を取るとこに関しては、このチームはすごく素晴らしい選手が周りにいて、ボールも出てきますし、得点を決めれる気しかしないって感じ」とうなずく。
クラブでは途中出場が多かった。それでも腐らずゴールを狙い続ける姿勢はブレなかった。「時間を与えられれば与えられるほど、僕は得点を取る確率は高いですし、しっかりとプレーする機会を得られれば、必ずゴールを決めて、チームの助けになることができる」。
10代のうちから世代のエースだったが、度重なるケガで出遅れた。東京五輪も22年W杯カタール大会も落選。この3年半は、1学年下のFW上田が台頭し、同じオランダリーグの得点王に輝くなど森保ジャパンの1番手に君臨している。それでも小川は「W杯で得点を取るってことが僕の夢の1つ」と貪欲(どんよく)なストライカーであり続ける。
夢舞台の開幕まで残り10日。「選手たちの力だけではW杯優勝できない。サポーターの声援、一緒にならないと優勝できない。一緒に戦いましょう」と呼びかけた。日本には小川がいる。【佐藤成】


