【モンテレイ(メキシコ)20日(日本時間21日)】日本のイナズマが、チュニジア守備陣を切り裂いた。後半24分、MF伊東純也(33=ゲンク)が念願のW杯初ゴール。FW上田からのワンタッチパスで裏へ抜け出すと、GKの位置を見極めて沈めた。2-0の膠着(こうちゃく)状態を破る一撃は日本人最年長得点。18年ロシア大会でMF本田圭佑がマークした32歳を更新し、勝利を決定づけた。

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ピタリと合ったFW上田との連係から、MF伊東が日本の3点目を決めた。MF田中から上田にパスが入ると同時に動き出して抜け出すと、寄せてきたDFをブロックして最後はGKとの1対1を制した。「シャドー(トップ下)に入った時は、FWの落としを狙うか、裏に抜けるかは練習からやっていた。フリックが来るかなと思ったら来た。うまく抜け出して決められて良かった」。上田とともに狙っていた形での、流れるようなゴールを振り返った。

6戦目の出場で、自身W杯初得点。「思ったよりアレですけど(笑い)、うれしいはうれしい」。喜びは控えめだったが、募る思いが結びついた節目になった。22年カタール大会では4試合に出場しながら無得点に終わった。「前回取れなかったっていう思いがあって、今回は絶対に取ってやると思っていた」。4年前のリベンジを果たす1点となった。

森保監督から「今大会は全部で考えている」と、攻撃的な全ポジションで準備することを求められた。ウィングバックに入れば縦の上下動でチームを活性化させ、ゴールに近い位置でのプレーが増えるシャドーでは、より得点につながる動きを意識してきた。右シャドーで先発起用されたこの試合では、前半31分に上田がミドルを決めた場面で、走って相手を引きつけて“アシスト”。「出せよ!と思ったけど(笑い)、決めてくれて良かった」と貢献にうなずいた。

33歳103日でのW杯ゴールは、18年ロシア大会で本田圭佑が残した32歳11日を抜く日本人最年長記録。「前回決められなかったけど、今回決められたからそれでいい。もっともっと決めたい」。衰え知らずのイナズマは、ここからも貪欲(どんよく)に記録を更新する。【永田淳】

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