英BBCは「27回のフライトで24試合を観戦:FIFA会長はいかにしてワールドカップを飛び回っているのか」という記事を掲載。現在、開催されているW杯で国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長(56)がプライベートジェットを駆使して会場間を移動することで、いかに多大な環境負荷がかかっているか指摘した。
記事によると、同会長は約2週間余りで24試合を観戦するため北米各地を飛び回り、その総移動距離は少なくとも5万122キロ(飛行時間66時間超)にも及んだという。
このフライトによって排出された温室効果ガス(約516トン)は、平均的な人間の78人分が1年間に排出する量に匹敵すると推算されている。
FIFAは「2040年までの排出量実質ゼロ(ネットゼロ)」を公約に掲げて環境への配慮をアピールしているが、BBCはインファンティノ会長自身の行動がこれに逆行していると指摘した。
プライベートジェットの環境負荷は民間航空機よりも遥かに高く、気候変動の専門家からは「環境問題に対するリーダーシップの欠如の表れ」と批判している。
FIFAはスケジュールの都合上「効率的で費用対効果が高い」と弁明しているが、広大な大陸を横断する今大会は、過去のW杯と比較しても、史上最も二酸化炭素排出量が多い「最も汚染された大会」になる可能性が高いという。


