【ヒューストン(米国)30日(日本時間7月1日)】W杯北中米大会決勝トーナメント1回戦で敗退した日本代表のMF久保建英(25=レアル・ソシエダード)がブラジル戦から一夜明け、大会を総括した。1次リーグ初戦のオランダ戦に先発し、1アシストを記録。ただ左膝を負傷し、1試合のみの出場にとどまった。前回大会に続き不完全燃焼で終わった男が次回大会は、フル回転する。
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久保は左膝に治療の跡を残したまま、報道陣の前に現れた。初戦のみの出場に終わり、またしても消化不良な大会となった。4年に1度の大舞台。前回大会も体調不良で決勝トーナメント1回戦クロアチアを欠場しており、相性が良くない。ただ、約1カ月間の活動でプロサッカー選手として得たものは少なくない。
「準備期間とか長かったので、1試合で僕は終わっちゃいましたけど、ピッチに出るだけが全てではないので。試合に出るだけが全てではないというのも、メンターの人たちもいたりして、いろいろ学ぶものがあった」
5大会出場のDF長友やメンター役の南野、サポートプレーヤーの吉田など経験豊富な選手、ピッチ外でチームのために奔走する最年少FW後藤らの言動に感じるものがあった。
次回30年大会は幼い頃に過ごし、現在も活躍するスペインとポルトガル、モロッコの共催となる。4年後の日本代表をイメージする。
「4年後、じゃあ僕の下の世代が何人、W杯メンバーに入っているかと言われたら、今、ここから急激に今入っている選手が衰えない限りは同じメンバーなんじゃないですかね。今はすごいレベルが高いし、それに割って入れるほどの選手がまだいるとは思えないので」
その上で、日本が強くなるには、現代表メンバーを脅かす存在が必要であるとも説く。
「2年後、3年後、今いる代表選手たちを押しのけて入ってくる選手が現れるのならば、それは今までよりもチームが強くなっていることだと思うので、そういう意味ではそうなるべきだと思うし、代表というのは。世代交代というよりは、押しのけて入ってくれる選手が出てきたら、日本代表のレベルも上がるんじゃないですか」
自身としてもレベルアップをして、次回大会を迎える覚悟はできている。「今から4年後をイメージをするのは僕のサッカー選手としてのスタイルではない」と断りつつ、特別な感覚があるのも確かだ。29歳で迎える次回。「あんまり未来の話はしたくないですけど、4年後は最初から最後までピッチに立てるように」とW杯に挑む覚悟を示した。
前日のスタジアムがカナリア色に染まった風景についても言及。「9割くらいがブラジルのユニホームを着ていたりとか、あれが五分になっていくように、今回僕らが勝てたらそれが8-2になったかもしれない」。5度優勝のセレソンと最高成績16強の日本。もちろんその差が熱に直結していることは理解している。「僕らがコツコツ結果を出してファンを増やしていくしかない」と言い聞かせた。【佐藤成】


