ベルギー(FIFAランキング9位)が驚異の粘りを見せた。セネガル(同15位)に3-2で逆転勝ちし、16強入りした。6日(日本時間7日)の決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)で米国-ボスニア・ヘルツェゴビナの勝者と対戦する。
序盤はセネガルが前線のスピードを生かして攻め続けた。前半24分にMFアビブ・ディアラ(22=サンダーランド)が先制。FWイスマイラ・サール(28=クリスタルパレス)の高い打点のヘディングシュートのこぼれ球に反応して右足で押し込んだ。
流れを変えたかったベルギーは後半開始からFWロメル・ルカク(33=ナポリ)を投入したが、セネガルの勢いは止まらなかった。6分、自陣左サイドからのロングボールに抜け出したI・サールが胸トラップから右足で蹴り込んでリードを広げた。
日本代表MF鎌田大地とクリスタルパレスで同僚のI・サールは3試合連続ゴールで、今大会4得点とした。
イングランド・プレミアリーグなどで活躍する選手をそろえたセネガルは、今年1月のアフリカ選手権決勝でモロッコを延長戦の末に1-0で破ったが、試合放棄と見なされる行為があったとして、後にタイトルを剥奪(はくだつ)された。
パペ・ティアウ監督(45)は「我々が真のアフリカ王者であることを証明する」。今大会は参加10チーム中9チームが決勝トーナメントに進出したアフリカ勢。その「王者」は18年大会3位のベルギーを後半終盤まで圧倒した。
だが、守護神のGKエドゥアール・メンディ(34=アルアハリ)と、主将のDFカリドゥ・クリバリ(35=アルヒラル)をけがで欠いた守備陣は終盤に2失点を喫して追いつかれ、90分で決着をつけることができなかった。
ベルギーは驚異の粘り強さを見せ、後半41分に右からのクロスに反応したルカクが右足で押し込んで1点差に迫ると、その3分後に左からのクロスにMFユーリ・ティーレマンス(29=アストンビラ)が頭で合わせて追いついた。
さらに延長後半終了間際に獲得したPKをティーレマンスが落ち着いてゴール右上に決めて土壇場で逆転した。


