閉会式で米ドナルド・トランプ大統領(80)が登場した。FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長とともにピッチに姿を現すと、会場からは大ブーイングが起こった。

米メディア「ジ・アスレチック」は「ファンから大ブーイングを浴びせられた」と報道。観戦中の様子がカメラに捉えられた場面についても「スタジアムに流れていた音楽をかき消すほどのブーイングと指笛が巻き起こった。その音はテレビ中継でもはっきりと聞こえ、スタジアム内ではさらに大きく響きわたっていた」と描写した。

トランプ大統領は、米国代表FWフォラリン・バログンが出場停止処分が猶予された件に介入したとされている。バログンは決勝トーナメント1回戦で退場処分を受け、次戦は出場停止となるはずだったが、FIFAは処分を「1年猶予する」と発表。2回戦のベルギー戦にも先発出場した。急転にあたっては、トランプ大統領がインファンティーノ会長に電話をしていたことが判明。世界中から批判を受ける事態に発展した。

「ジ・アスレチック」はトランプ大統領の来場が、国民にとって大きな影響を与えたと指摘。「彼の来場によって、全てのファンや関係者はより厳重なセキュリティチェックを通過することを余儀なくされた。また、この状況を受けて地元の活動家たちは、トランプ氏、インファンティーノ会長、そしてスポーツや政治全般における汚職に対する抗議活動を組織した。彼らはメットライフ・スタジアムへ向かうルートの各所で、特別にデザインされた『レッドカード』をファンに配布。試合後にトランプ氏とインファンティーノ会長がW杯のトロフィーを授与する際、そのレッドカードを掲げるようファンに呼びかけた」と詳報した。

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