<アジア大会:陸上>◇第14日◇2日◇韓国・仁川

 男子400メートルリレー決勝に、1走・山県亮太(22=慶大)、2走・飯塚翔太(23=ミズノ)、3走・高平慎士(30=富士通)、アンカー高瀬慧(25=富士通)で臨んだ日本は、38秒49で銀メダルに終わった。

 2大会ぶりのメダルだが、前回はバトンミスで予選落ち。実力的にはメダルは当然、4大会ぶり5度目の金メダルも有望視されていた。だが、07年の大阪世界選手権で出した38秒03の日本=アジア記録を更新されたばかりか、日本が先に出すはずだった37秒台(37秒99)を中国に出され、覇権も取られた。

 山県は「リレーにかけていることを中国は示してきた。オーバーハンド(パス)でも記録を出したことを参考にしてもいいかもしれない。37秒台を先に越され、これまで以上に頑張らなければ」と口元を引き締めた。高瀬も「アップを見ていてもバトン(パスの練習)を、うまくやっていた。自分たちが37秒台を先に出さなければいけなかったので悔しい」と話した。