<第90回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・9キロ)

 拓大がハプニングを乗り越え9位に入り、3年ぶりのシード権を獲得した。

 し烈なシード権争いが続いた8区で宇田朋史(1年)が並走していた東農大と中大の選手と接触して転倒。一時は「パニックで、監督の指示もわかっていなかった」と話すが、執念の力走で10位をキープ。1年生の踏ん張りに、9、10区の4年生が応え、シード権喪失を回避した。

 岡田監督は「箱根は何が起こるかわからない。ホッとしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。