陸上の世界選手権代表選考会となる日本選手権は、25日に広島ビッグアーチで開幕する。前日の24日は、主に初日の競技に出場する選手たちが、最終調整を行った。女子200メートル予選に登場する日本記録保持者の福島千里(北海道ハイテクAC)は「記録を狙っても、順位はついてくる。順位が良ければ、記録も出る。どっちかと考えずに、どっちも意識する。順位にこだわりたい部分もあるけど、普通にやりたいです」と話した。一方、日本歴代2位の高橋萌木子(平成国際大)は「無心になって走ることが今回のテーマです」と静かに闘志を燃やしていた。