女子マラソンの前田彩里(23=ダイハツ)が、救世主になる。

 開催中の世界陸上北京大会最終日の30日に号砲を迎える3選手が28日、北京市内で会見した。

 日本は入賞0の危機にあるが、前田は「入賞してリオ切符をとる」。07年大阪大会ではメダルなしの最終日に同種目の土佐礼子が銅を獲得。前田にも期待がかかる。

 女子20キロ競歩の岡田久美子(23=ビックカメラ)は25位で、この日も入賞者はでなかった。

 ◆前田彩里(まえだ・さいり)1991年(平3)11月7日、熊本県菊池郡生まれ。室小4年からバスケットボール部、大津北中1年で陸上部。熊本信愛女学院高、佛教大をへて昨春にダイハツ入社。昨年1月の大阪国際で学生日本最高の2時間26分46秒をマークした。趣味はネイル。159センチ、45キロ。家族は母と姉。