第93回箱根駅伝記者発表が10日、都内で行われた。箱根駅伝3連覇を目指す青学大の原晋監督(49)は、「3連覇という目標はあるが(選手は)20年東京五輪に向けた貴重な戦力になると思う。箱根駅伝を通して成長させたい」と、東京五輪を見据えた戦いをしたいと強調した。

 昨年は1区から首位を譲らない完全優勝を39年ぶりに達成し、連覇を果たした。そのチームから、神野大地(現コニカミノルタ)らが抜けた。それでも、原監督は「昨年、史上最強軍団として39年ぶりの完全優勝ができた。戦力が落ちるんじゃないか? と思われると思うんですけど、書籍にも書かせていただいた、さまざまなノウハウがある。ほぼ全て(の入部した選手が)自己記録を更新した」と胸を張った。

 10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝に続く、大学駅伝3冠にもリーチがかかる。過去、90年度の大東大、00年度の順大、10年度の早大と、3校しかなしえていないが、原監督は「実業団並みに成長すること出来た」と、選手の成長に最後まで自信を見せていた。