新春の風物詩、東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝、来年1月2、3日)が迫ってきた。今回の注目ポイントのひとつに4区と山登りの5区の距離変更がある。

 関東学生陸上競技連盟は2月、山登りの5区について、選手への負担が大きく、この区間が勝敗を左右しすぎるなどとして、17年1月の第93回大会から5区を23・2キロから20・8キロに短縮。4区を18・5キロから20・9キロに延長すると発表した。5区は06年の第82回大会に20・9キロから23・4キロに延長。15年の91回大会から23・2キロで行われていた。

 5区で区間賞を獲得した大学が総合優勝するケースが増加。負担の増大や標高差による気温変化で、低体温症や低血糖症に陥る選手も多数出ていた。