11年以来の総合優勝を狙う早大が、打倒青学大に往路2位と絶好の位置につけた。5時間34分18秒で、首位の青学大に、わずか33秒差。10~11年に大学駅伝3冠を達成した時も、往路2位からの逆転優勝で、相楽豊監督は「反撃できる範囲」と、復路に十分な手応えを感じていた。

 2区の永山博基(2年)が区間10位と出遅れた。しかし、3区で、主将の平和真(4年)が区間2位の力走でチームも2位に浮上。永山、平ともに、2週間前の10マイル走で、足を痛めていたが、平は「最後は足がつりそうだったが、何とか踏ん張れた」。

 最後は、2年連続で5区山登りに挑んだ安井雄一(3年)が、途中で青学大に約2分差をつけられながら、後半追い上げに成功。相楽監督が大会前に「最悪2分以内なら逆転可能」と話していただけに、33秒差は14度目の総合優勝に向け絶好の位置だ。