日本歴代9位となる2時間22分44秒で初マラソンとなる大阪国際を制した松田瑞生(22=ダイハツ)が29日、大阪市内のホテルで一夜明け会見に出席した。

 「落ち着いていない感じがある」と睡眠時間は3時間半ほどで「体がバキバキ」と苦笑い。150件以上の祝福メッセージが届き「これだけマラソンを見てる人がいるんやなと思いました」と反響の大きさに驚いていた。出場権を取った20年東京五輪代表2枠を決めるグランドチャンピオンシップ(19年秋開催)へ向けては、海外などハイペースなレースを経験し、引き出しを増やしていくつもりだ。

 日本記録(女子は2時間19分12秒)更新を目指し、日本実業団連合が実施しているマラソン強化制度「Project EXCEED」で、表彰の対象となる2時間22分台もクリアした。賞金500万円を獲得。使い道については「貯金だと思います」と堅実な一面ものぞかせた。2時間21分59秒以内なら、さらに高額ボーナスをゲットできる。同連合の西川晃一郎会長は「あと45秒で1000万円になります」とあおりながら、今後に期待を寄せた。