女子の学法石川(福島)が1時間9分15秒の8位でフィニッシュ。過去最高成績だった17年の15位を上回り、初入賞を果たした。

2年生アンカーが奮闘した。10位でタスキを受けた5区小島さくらが、区間8位の16分26秒で力走。中盤で9位に浮上し、残り1キロ地点でラストスパート。「最後は気持ちで走り切った」と最大13秒差を逆転し、「自分の走りでチームに貢献できた」と達成感に浸ってゴールに飛び込んだ。

下級生も力走した。2区終了時点では13位。小島さの双子の妹で3区小島彩乃(2年)が区間5位、続くメンバー唯一の1年生、4区佐藤瑠香は同6位で最終区につないだ。佐藤は「最後までラップタイムを落とさずに走れた。選手に選ばれた時は、緊張していたけど、控え選手の分まで走ろうと思った」と初の都大路を駆け抜けた。

来年につながる経験値を得た。今大会は出場メンバー5人中4人が1、2年生の若いチームで結果を残した。小島さは「自信になったと思う。今年以上のタイムを出せるように、練習していきたい」とさらなる飛躍を誓った。【佐藤究】