大阪国際女子マラソン(来年1月31日・ヤンマースタジアム長居発着)の組織委員会は22日、東京五輪代表の一山麻緒(ワコール)や前田穂南(天満屋)ら招待選手8人を発表した。新型コロナウイルス禍で海外招待選手はいない。高速化を狙い、男子の川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)らがペースメーカーを務めることも決まった。

一山は3月の名古屋ウィメンズマラソンで日本歴代4位の2時間20分29秒をマーク。前田は2時間23分48秒の自己ベストを持つ。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは、2005年に野口みずきが樹立した2時間19分12秒の日本記録更新を期待し「2人で40キロまで行けば、2時間18分台も夢ではない。世界で互角に戦うには、最低でも20分を切ることをテーマに走っていただきたい」と話した。

公道の使用時間を短縮するため、参加資格を従来より20分短い2時間50分以内に設定。エントリー数は前回の519人から99人にまで減った。(共同)