シニア女子8キロは昨年の日本選手権1万メートルで3位に健闘した名城大の小林成美(21)が、猿見田裕香(23=ユニバーサルエンターテインメント)とのマッチレースを制した。タイムは26分34秒。

ラスト1キロ過ぎで離されかけたが、最後の直線で一気に抜き去った。「勝負のレース。ラストをしっかり走りきろうと思っていました」。最後まであきらめず、勝負に徹して勝利を手にした。

昨年の日本選手権で、今夏に米国オレゴンで開催される世界選手権の派遣標準記録はクリアしている。「このクロスカントリーで得た手応えをトラックにつなげていきたい」と息をはずませた。