6区(20・8キロ、箱根~小田原)で、駒沢大(駒大)のルーキー伊藤蒼唯(1年=島根・出雲工)がリードを広げてトップを堅持した。2位の中央大(中大)・若林陽大(4年=岡山・倉敷高)と30秒の差を持ってスタート。相手は4年連続の5区出場という最上級生だったが、力強く下って突き放す快走を見せ、差を47秒まで広げる58分22秒で区間賞を獲得した。

レース後のインタビューは次の通り。

--区間賞

伊藤 緊張とワクワクが半分半分でスタートしました。大平台辺りから「きついよ」と言われていたんですけど、何とか踏ん張ろうと思って走って、そこでも踏ん張れて、ラストも絞り出せて区間賞を取れたので良かったかなと思います。

--1位で出て

伊藤 高校まで1区が多くて、最初から順位が決まった状態でスタートすることは、ほぼ初めてだったので。でも、選ばれた以上はしっかり走ろうと思って、結果的に自分の走りは良かったんじゃないかなと思います。

--(駒大OB佃康平さんから)初めての山下りはどうだったか

伊藤 小涌園まではいい感じで下れたんですけど、傾斜が急だったり、平坦な道があったり、かなり足にくるなと。やはり57分台は速いなと思いつつ、自分の全力を出そうと思って走りました。

--監督からの声がけは

伊藤 監督が合流されてから中央大さんと45秒差(に開いた)と聞いて、その後に5秒程度、詰められていると聞いたので、そこから頑張って、また50秒ほど開けられたのは、かなり良かったんじゃないかなと思います。