駒大は当日エントリー変更で花尾恭輔(3年)から交代した初出場の赤星雄斗(3年)が、トップでタスキを受けた。その時点で2位中大の中沢雄大(4年)とは43秒差。6・9キロ地点の茅ケ崎のポイントでも46秒差に広げ、前半は区間記録を上回るペースで快走した。

後半に入ると前回8区3位の中沢が、赤星を上回るハイペースでじわじわと差をつめてきた。遊行寺坂のポイント(15・9キロ)では40秒差まで迫った。しかし、駒大の赤星のペースは終盤になっても衰えず、再び中大との差を1分5秒まで広げて、平塚中継所で9区の山野力(4年)にタスキをつないだ。

3位でタスキを受けた国学院大の高山豪起(1年)は、同4位早大の伊福陽太(2年)とデットヒートの末、最後に引き離して3位をキープしてタスキをつないだ。早大は1秒差で4位。

一方、7区で8位まで順位を下げた連覇を狙う青学大は田中悠登(2年)が、すぐに同6位法大の宗像直輝(3年)と同7位順大の平駿介(4年)に追いついて並んだ。しかし、13キロすぎにペースアップした宗像と平についていけず、再び8位に後退。その後、1度は順大の平が法大の宗像の前に出たが、宗像が抜き返して、さらに創価大も抜いて法大が単独5位。8位青学大はトップと7分32秒差でタスキをつないだ。

シード権争いは、10位の明大の加藤大誠(4年)が、2・5キロ手前ですぎに中継所で7秒差あった9位城西大の桜井優我(1年)に追いつき並走し、終盤に突き放して9位。24秒差で城西大の桜井が10位。11位に順位を上げた東洋大はシード圏内(10位以内)に33秒差に迫った。東京国際大は11位から12位に順位を下げた。

区間賞は1時間4分16秒で法大の宗像と、東洋大の木本大地(4年)の2人が獲得した。