都道府県対抗女子駅伝(9区間42・195キロ)が15日、全国高校駅伝と同じ京都を舞台に開催される。

優勝候補の宮城は前回大会で県勢最高タイムの2時間15分42秒をマークし、3位入賞を果たしている。今大会のエントリー選手は中学生を除く全員が卒業生を含む仙台育英勢。3位以内に入れば、21年の中止をはさんで3大会連続の表彰台となる。

宮城の躍進には仙台育英の新旧エースの快走が欠かせない。昨年の全国高校駅伝で2位に入った同校の杉森心音(3年)は、4区でエントリー。昨年の全日本大学駅伝と全日本大学選抜駅伝の2冠に区間賞で貢献した同校OGの名城大・米沢奈々香(1年)は、2区で出場予定だ。

前回大会で1区を任された杉森は、区間賞の石川・五島莉乃(25=資生堂)、区間2位の兵庫・田中希実(23=豊田自動織機)に次ぐ区間3位の力走を見せた。一方、4区で出場した米沢は、区間新を打ち立てた群馬・不破聖衣来(拓大2年)に5秒差の区間2位と肉薄。当時高校2、3年生だった2人が国内トップランナーに食らいつき、3位フィニッシュの原動力になった。

仙台育英が21年の全国高校駅伝を制した際にも1区米沢、2区杉森が連続区間賞を獲得するロケットスタートが功を奏して優勝。宮城の上位進出は、駅伝で勝負強さを発揮し続ける杉森、米沢の走りがカギを握る。

◆宮城のオーダーリスト

1区(6キロ)細川あおい(仙台育英1年)

2区(4キロ)米沢奈々香(名城大1年)

3区(3キロ)林楓夏(高砂中2年)

4区(4キロ)杉森心音(仙台育英3年)

5区(4・1075キロ)長岡みさき(仙台育英1年)

6区(4・0875キロ)武田千捺(22=ダイハツ)

7区(4キロ)武田莉奈(仙台育英3年)

8区(3キロ)佐川空(長町中3年)

9区(10キロ)佐々木梨七(20=積水化学)

【都道府県対抗女子駅伝 15日午後0時30分号砲/速報します】はこちら>>