大阪が8年ぶり4度目の優勝を果たした。9区(10キロ)でアンカーを務めた松田瑞生(27=ダイハツ)が区間賞を受賞する力走を見せ、2015年以来の制覇に貢献。「優勝しないとここから帰れないと思っていたので、優勝を目がけて走りました!」と笑顔を浮かべた。

トップと5秒差の3位でタスキを受けると、すぐにペースアップ。神奈川の佐藤成葉(資生堂)と競り合う展開が続いたが、後半に抜け出した。31分22秒で区間賞を獲得し、2位の京都に49秒差をつけた。

レース後は安田功監督に続き、チームメートから胴上げされた。「気持ちいい!」と絶叫し、喜びをかみしめた。

松田は昨年の世界選手権女子マラソンで9位に入った長距離ランナーで、24年パリ五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」のファイナリスト。「マラソン練習が効果を発揮しました。後半からの体力には自信があったので、自然とペースが上がっていきました」とにこやかに振り返った。

1年半後のパリ五輪出場へ向けては「大阪から世界へはばたけるように、これから精進して頑張っていきたいと思います」とさわやかに誓った。

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