兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が、8歳後輩のドルーリー朱瑛里(16=津山高)へ温かなメッセージを送った。

田中は2区(4・0キロ)で12分11秒をマークし、区間賞を獲得。驚異の19人抜きの激走を見せた。

同区間では岡山のドルーリーも出走。高校生トップとなる12分47秒で区間5位と好走した。田中はレース後のダウン中にドルーリーと言葉を交わしたという。

「何度か兵庫県までレースに応援に来てくれていたこともあって、そのお礼を(伝えました)。私と一緒に山本有真選手と牛(佳慧)選手もいたんですけど、3人ともに憧れていて、『私も追いかけたいです』という言葉ももらって、逆にシニア3人とも元気をもらいました」

ドルーリーは前回大会で3区区間賞を樹立。田中も小野南中3年時だった15年大会で8区区間賞を獲得しており、境遇が重なる点もある。「私が中学生の時に区間賞を取った時はドルーリーさんほど注目されなかったが、メディアの取り上げ方でしんどい気持ちがあると思う。ただ、だからこそ伸び伸びと陸上を楽しいと思いながら、長く続けてほしいです」と8つ年下の後輩を思いやった。

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