優勝候補の1人だった松田瑞生(28=ダイハツ)は、2時間23分7秒の3位(日本人2番手)に終わった。これで悲願のオリンピック(五輪)出場の可能性は消滅したことになる。

序盤から前田穂南(27=天満屋)、佐藤早也伽(29=積水化学)らと先頭集団を形成したものの、前田が中間地点で1人で抜けだしたあたりから、松田は徐々に失速。30キロ地点では、先頭から約330メートルも離されて5番手まで落ち、最後は意地の力走で3位まで順位を上げた。

レース後、大会を通じて「目標に向かってここまで頑張ってきて、もう後悔なく、やり切ったという気持ちの方が大きい。むしろ、悔しい気持ち以上に今はやりきったという気持ち」とコメントを発表した。

東京五輪では補欠に終わり、年齢的にもパリが五輪へ最後の挑戦という位置付けだった。

コーチから19年に監督に昇格していた山中美和子監督(45)へは、松田はレース直後のインタビューで「私をここまで10年間、育ててくれて、本当にありがとうございました、という気持ちでいっぱいです」と、胸中を吐露。

山中監督は、中盤での失速にアクシデントがあったわけではないと説明した上で「力は出し切ってくれたと思う」とねぎらい、今後については「また(時間をおいてから)」と話すにとどめた。

松田は過去の大阪で、初マラソン初優勝を飾った18年を皮切りに、20、22年と3戦全勝だった。地元レースでの相性の良さも加え、今回は日本人選手では最高の持ちタイム(2時間20分52秒)だった。

日本新記録を出した前田は、大阪薫英女学院高時代の1年後輩にあたる。

前田穂南が日本新!2時間18分59秒 日本人トップで五輪資格/大阪国際女子マラソン詳細