日本人初の110メートル障害との2種目での五輪出場を狙う“ハードルの二刀流”豊田兼(21=慶応義塾大)が、48秒62を記録し、パリオリンピック(五輪)へ最初の関門を突破した。
身長195センチの長いストライドを生かした力強い走りで後続を突き放し、1組1着で予選を通過した。「(48秒36で優勝した5月の)セイコー・ゴールデングランプリより余力を残せた。こういうレースができたのは成長の証し」とうなずいた。
この種目ではパリ五輪参加標準記録を突破済み。今大会で優勝すれば即内定。2位以下でも、6月末時点の世界ランキング次第で代表入りとなる。
加えて今大会は110メートル障害にもエントリー。日本歴代6位の記録を持つが、まだ参加標準記録13秒27を突破していない。110メートル障害は29日の予選、30日の決勝で記録更新を目指す。
ハードル2種目での五輪出場となれば、日本勢初となる。父の故郷フランスでの大舞台を目指し、まずは400メートル障害での28日決勝で結果を出す。「優勝して自己ベストを更新したい。このままケガなく優勝して、110メートルハードルのターゲットを狙いたい」と力強く誓った。

