青山学院大出身の吉田祐也(27=GMOインターネットグループ)が4年ぶり2度目の優勝へ向け、先頭で独走している。
レースは大きなアクシデントがないまま進み、10キロを29分38秒、20キロを59分38秒で通過。日本勢では22年世界選手権代表の西山雄介(トヨタ自動車)らが先頭集団を引っ張る中、吉田は後方で余裕のある走りを続けた。23キロから集団がばらけ始めると、すかさず前へ。先頭でレースをけん引し、32キロ過ぎでは一騎打ちとなっていたゲタホン(イスラエル)との差を一気に広げた。
テレビ朝日系の中継で解説を務めた恩師の青学大・原晋監督は、大学卒業後は一般企業への就職も決まっていたが、それを取り消して実業団へ進んだエピソードを回顧。入学当初は「力がなかった」と振り返り、「親心としては涙が出てくる。ほんっとに努力している。センスのかけらのない男が、努力でそれを上回った」と感心していた。

