関東学生陸上競技連盟(関東学連)は25日、2028年の第104回大会から東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の大会規定を変更すると発表した。

1つ目の変更点は、28年の予選会から4年おきに全国に門戸を開くこと。箱根駅伝は関東学連の加盟校のみが出場してきたが、23年度の第100回大会では初めて全国に門戸が拡大された。その後は再び関東学連の加盟校のみで実施されてきたが、28年以降は夏季五輪と同じ開催年に限って全国化される。

2つ目の変更点は、出場校数の増加。15年以降は21チームを基本線に開催されてきたが、全国化される28年の第104回大会は計26チーム(25校+日本学生選抜チーム)が出場する。関東学連の加盟校のみの参加となる29年の第105回大会以降に関しては、計24チーム(23校+関東学生連合チーム)の出場となる。

この日は関東学連の植田恭史会長や同連盟の駅伝対策委員長で青学大監督の原晋氏らが、都庁と神奈川県庁を訪問。大会規定の変更について、あらためて協力を要請した。

今回の改革を推進してきた原氏は「箱根駅伝はマラソンに通じる。マラソン強化が出場校数を増やす理由の1つにあり、裾野を広げるという狙いがあります。それに加えて、地方創生、地方活性化に目を向けて、地方から箱根駅伝を目指す文化をつくることによって、地方にも潤いを与えるという狙いもあります」と説明。関東地区以外の学生へは「箱根駅伝はすごいぞ! 夏合宿で走り込めば、必ず出られるから頑張れ!」とメッセージを寄せた。全国化される記念大会はまだ名称が決まっていないといい「記念大会の名称、募集中ですよ!」と呼びかけた。

植田氏は「さらに魅力ある大会になる」と期待を込め、専務理事の日隈広至氏は「出場校が増えることで、箱根駅伝を体験できる学生も増える。ぜひそれを各大学へ持ち帰ってもらいたい。これまで手が届かなかったところに、手が届くかもしれないということは、学生にとってもやりがいがあるのでは」と望んだ。

箱根駅伝は1920年(大9)に第1回大会が開催。当時の参加校は4校だった。その後は増減を繰り返し、54年から15チーム、03年から20チーム、15年から21チームを基本線に開催。節目となる09年の第85回大会からは、5年おきに23校で実施されてきた。

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