東京五輪日本代表の小林優香(27=日本競輪選手会)が大健闘の銀メダルを手にした。また、パリ五輪を目指す梅川風子(30=同)が国際大会では初めてとなる銅メダルを獲得した。

決勝で、小林は地元香港のスター李慧詩との対決。2本とも逃げて抵抗したが、20年世界選手権3位の実力者に最後に力負けした。「あとちょっとでした。ただ、決勝は自分の持てる力を出せた。彼女に勝つことで他の外国選手と戦えることになるので、また作戦を考えたい」と敗戦にも手応えを口にした。16日には得意種目のケイリンで金メダル獲得に挑む。

20年世界選手権女王の梶原悠未は、女子エリミネーションで貫禄の金メダル。橋本英也も男子エリミネーションで金メダルに輝いた。

▽女子スプリント(1)李慧詩(香港)(2)小林優香(日本競輪選手会)(3)梅川風子(同)(4)佐藤水菜(同)(5)太田りゆ(同) ▽女子スクラッチ(1)シャラコヴァ(ベラルーシ)(2)梶原悠未(筑波大大学院)(6)鈴木奈央(日本競輪選手会) ▽女子エリミネーション(1)梶原悠未(筑波大大学院)(5)古山稀絵(日体大) ▽男子1キロタイムトライアル(1)グロス(ドイツ)1分0秒774(5)窪木一茂(日本競輪選手会) ▽男子個人追い抜き(1)ランビ(米国)(5)今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) ▽男子スクラッチ(1)カラリオク(ベラルーシ)(3)窪木一茂(日本競輪選手会) ▽男子エリミネーション(1)橋本英也(日本競輪選手会)