<高校総体:飛び込み>◇17日◇岩手・盛岡市

 女子高飛び込みは、予選と決勝が行われ、7月の世界選手権代表の甲子園学院(兵庫)・辰巳楓佳(ふうか=3年)が2連覇を果たした。難易度の高い大技で高得点を連発し、2位以下に66・10差をつける圧勝。男子でも難しい大技「後ろ宙返り3回半抱え型」を決めるなど、日本代表の実力を見せつけた。

 「失敗もあってすべての演技を完ぺきにできなかったから70点ぐらい。安定した演技ができないと世界では通用しない」。昨年の世界ジュニア選手権優勝、アジア競技大会7位の実績を持つが、初出場した先月の世界選手権では予選敗退。「みんな強かった。決めるところはしっかり決めていた」と世界トップとの差を痛感した。今大会は完ぺきを目指して臨んだだけに反省の弁が口をついた。目標は五輪に96年アトランタ大会から4大会連続出場している寺内健(ミキハウス)で「私も何回も出場できる選手になりたい」と今後の活躍を誓っていた。