日本代表の北海道銀行が、崖っぷちに立たされた。初戦の米国戦でミスを連発し、4-6で落とし、連勝が4でストップ。負ければ進出が厳しくなる2試合目の強豪ロシア戦は、一変、序盤は好ショットを連発したが、3-4の第8エンド(E)で2点を奪われるなど結局、3-7で敗れた。これで通算4勝3敗となり、順位は4位タイに落ちた。

 日本に暗雲が垂れ込めた。前日4連勝で首位タイにいたが、1試合目の米国戦は、氷を読み切れず4-6で落とすと、勢いが完全に消えた。何とか踏みとどまりたかった2試合目は、序盤こそ、第4Eまで3-1でリードし優位に進めたが、第5、6Eで連続失点すると、有利な後攻だった第8Eではハウス(同心円)の真ん中を狙ったスキップ小笠原歩(36)のラストショットが流れ、さらに2点を追加され突き放された。

 4勝3敗で順位は4位タイ、上位4チームが進むプレーオフへ追い込まれた。小笠原は「(ロシア戦は)前半はいい形だったが、私のミスが大きかった」と悔しがった。今後はソチ五輪金メダルのカナダなど強豪国との戦いが待っており、この2敗が重くのしかかる。「いいショットをつなげるだけ」と望みは捨てない。