優勝候補の東海大仰星(大阪第1)は全国選抜大会、全国7人制大会に続く「年間3冠」へ、上々の滑り出しを見せた。

 和歌山工(和歌山)に対し、攻めて15トライ、守っては無失点。攻守に全く寄せつけない戦いぶりを湯浅大智監督(34)は「思い切ったプレーをしてくれました」と笑顔で評価した。チーム内競争が激しく、好調なフランカー田中利輝(2年)とSH人羅奎太郎(2年)をスタメンに初起用したが、問題なく機能。選手層の厚さもうかがわせた。

 1月1日の3回戦は、伏見工(京都)と対戦する。学校統合により、校名が来春から「京都工学院」に切り替わって行く伝統校について湯浅監督は「本当に残念です」としながら「しかし、伏見さんと花園で戦えるのは光栄です」と対戦を楽しみにした。