シード校の常翔学園(大阪第3)が初戦で姿を消した。

 前半11分に中央25メートルのPGをSO吉本匠(3年)が決めて先制するも、天理の激しいディフェンス網を破れなかった。同29分にわずかな隙を突かれて逆転トライを許し、試合を折り返した。

 後半も一進一退の攻防が続いた。2点差のまま迎えた後半29分。中央やや右40メートルから逆転のPGを吉本が狙ったが、ダ円球は左にそれた。「いつも通り、練習通りやろうと思ったけれど、力んでしまった」。最後まで攻める姿勢を見せた常翔学園だったが、無情にもノーサイド。同校の初戦敗退は大工大高時代の57回大会、77回大会に続き3度目となった。