桐蔭学園(神奈川)が五郎丸の母校佐賀工(佐賀)に圧勝した。

 前半開始1分、WTB大木魁(2年)が先制トライを奪うと、エンジン全開。前半だけで5トライを重ねた。後半もSH斎藤直人主将(3年)の細かなパス回しを中心に佐賀工フィフティーンを翻弄(ほんろう)。4トライを重ね、反撃の余地を与えなかった。斎藤は「初めから積極的に行ったのでよかった」と納得顔だった。

 8強をかけて3回戦に挑んだ関東勢は5校あったものの、勝ち残ったのは桐蔭学園のみ。ロック石井洋介(3年)は「西高東低といわれているので、桐蔭が関東を引っ張っていきたい」と頼もしく話した。