全国高校ラグビー大会は3日に4強入りをかけて準々決勝4試合(大阪・花園ラグビー場)が行われる。

 ノーシードから勝ち上がってきた天理(奈良)は2日、大阪市内のグラウンドで桐蔭学園(神奈川)戦に向けて約1時間半の練習を行った。昨年3月の選抜大会では、グループリーグで桐蔭学園と対戦し19-22で敗戦。SO林田拓朗主将(3年)は「(春より相手は)体が大きくなっている。その中でもハーフ(相手SH斎藤)がキーになってくる」と話し、練習でも斎藤の動きに対する対処を確認した。

 ここまで3試合を戦い、2回戦では優勝候補の常翔学園(大阪第3)を2点差で下すなど、勢いをつけてきた。今大会は準決勝が例年の5日ではなく7日に予定されており、準々決勝が1つの峠になる。林田は「もう1回、ここからだと思う。気を引き締めてやっていきたい」と桐蔭学園に全てをぶつける覚悟だ。