高さを加え、難敵ぞろいの東地区から初のチャンピオンシップ進出を目指す。今季東地区は6チーム中、北海道を除く5チームが昨季チャンピオンシップ進出組と、ハイレベルな地区になる。その壁を越えるため水野宏太監督(35)は「3人とも体が大きく、リバウンド力が上がる」と説明した。北海道の昨季リバウンド数2123(1試合平均35)に対し、B1初代王者・栃木が2608(1試合平均43)。まずは、ゴール下での身体的強さを増し、この差を埋める。

 さらに同監督は「高身長でも走れる選手をそろえた。高さに加え、これまで以上にゲーム展開を速くしたい」と加えた。中でもウィッティントンに関して清永貴彦チーム統括(43)は「今までのうちにいないタイプ。内外どちらからでも脅威になれる。3人の中で打開力は一番。形も大事だが、そこにこだわらない得点も求めたい」と期待。組織力だけでなく、分析で封じることが難しい個のセンスや速さを生かし、攻撃の幅を増やしていく。

 3選手とも今日19日の練習から合流。26、27日に青森でプレシーズンマッチ、9月1日からのアーリー杯、同8日名古屋との開幕前最後のプレシーズンマッチでチームに順応させる。「できる限り早くフィットさせたい」と清永統括。約1カ月の融合期間でチームを熟成させ、開幕ダッシュにつなげる。【永野高輔】