16年リオ五輪競泳女子代表の今井月(17=愛知・豊川高)が東京五輪1000日前の28日、東京・原宿のアシックス原宿フラッグシップで一日店長を務めた。

 今月6日にオープンした国内最大店。今井も契約するアシックスは東京五輪のゴールドパートナーでもあるだけに、Tシャツ、ランニングシューズなどの五輪関連商品をPRした。

 リオ五輪では200メートル個人メドレーで準決勝敗退したが、今井はこの1年で大きく成長した。7月の世界選手権(ハンガリー)では2分9秒99と自己ベストを更新して5位入賞。国際大会で決勝進出の目標を達成し、東京五輪メダル候補であることを証明した。その大舞台へあと1000日。「もう1000日かとの印象。1年1年、1日1日を大切にしたい」と表情を引き締めた。

 現代水泳に、オフ期間はない。来月はW杯シンガポール大会(5、6日)東京大会(9、10日)北京大会(13、14日)と転戦。同月末にはナショナルチームとともに、スペイン高地合宿に向かう。「来年はアジア大会で結果を残したい。東京五輪でのメダル獲得へ、レベルアップしていきたい」と、1000日後を待望するように言った。