得意の4回転サルコーを手堅く着氷した村上だったがコンビネーションジャンプに落とし穴があった。

 3回転ルッツの後につける予定だった3回転ループが2回転になるミス。「自分にプレッシャーを与えてしまった」と悔やんだ。80・99点の4位発進は不本意ながら、五輪代表争いでは逆転の可能性もゼロではない。昨季は右足甲の骨折に泣き、今季も急性肺炎でNHK杯を欠場するなど不運続きだが、「フリーで全部決まると思う。フォーカスをルーズしない(集中を切らさない)よう、トンネルを掘るように進む」と誓った。