ノルディックスキー複合のW杯(ワールドカップ)は17日、ドイツのクリンゲンタールで個人第19戦が行われ、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(29=北野建設)は3位で、今季11度目の表彰台に立った。

 前半飛躍(ヒルサイズ=HS140メートル)は137メートルで2位。後半距離(10キロ)でファビアン・リースレ(ドイツ)を21秒差で追ったが、順位を1つ下げた。個人総合は首位を守った。残り3戦に向けて「試合ごとの勝利の先に総合優勝がある」と浮足立つ様子はないが、18日の第20戦で自身初、日本勢23季ぶりの総合制覇が決まる可能性がある。