女子世界ランク1位の上地結衣(24=エイベックス)が順当にベスト4に勝ち上がった。準々決勝で同11位、今大会のダブルスパートナーでもあるジュリア・カッポッチ(26=イタリア)に6-3、6-2で快勝した。

 「自分としては押されていた感じだったので、勝ててホッとしています。私のやりたいことができませんでした。彼女はプレーは精度が上がって怖さが出てきています」

 大会6連覇へ着実に前進した上地だが、コメントは反省とカッポッチをたたえるものばかり。16年6月以来2度目の対戦。パワフルなサービスとネットに向かって積極的に前に出る女子では珍しいプレースタイルに、第1セットではサービスゲームを2度破られた。それでも、深いボールを相手のバックに集めて前進とフォアの強打を封じ、ミスを誘う戦術で試合を落ち着かせた。

 「これからも一緒に戦って行きたい選手です」と評価したカッポッチとのダブルスでもベスト4に勝ち上がった。