初日の予選通過者とシード選手を合わせた64人による決勝トーナメントが行われ、日本勢は2回戦までに全6人が姿を消した。

17年世界選手権銀メダルの西藤俊哉(長野ク)は1回戦で世界ランキング6位の香港選手を15-12で破ったが、2回戦でフランス選手に敗れた。「今日は金メダルを取るつもりで臨んでいた。悔しい」と唇をかんだ。

団体戦の主将を務める松山恭助(JTB)、全日本選手権優勝の永野雄大(中大)らも2回戦で敗退。松山は「以前から苦手意識を持っていた相手にやられてしまった。準備不足。もっと研究しないと」と反省し、翌15日の団体戦での奮起を誓った。永野は「(決勝トーナメントの)64人にこれまで残れず悩んでいたが、今回は残ることができ、1つ勝てた。去年より成長した」と収穫を口にした。

アジア選手権覇者の敷根崇裕(法大)は1回戦で、11月の国際大会を制した好調フランス選手に13-15で競り負けた。「前回対戦したときはボコボコにやられたけれど、今日は13点取れた。五輪までにしっかり勝てるようになりたい」と前を向いた。